アルミハニカムパネル入門編
「軽量化をしたいが強度は落としたくない」というご要望を満たすアルミハニカムパネルはこれまで様々な用途に採用されてきました。
そもそもハニカム(honeycomb)とは英語で「蜂の巣」を意味します。蜂の巣のように六角形を隙間なく敷き詰めることにより、「最も少ない材料」で「最も丈夫な構造」を実現できるため、力学の観点から理想的なのです。このような構造を「ハニカム構造」と呼びます(右図ご参照)。
アルミハニカムパネルの基本構造は、アルミ箔をハニカム構造に成形した「アルミハニカムコア」を、両側から面板でサンドイッチし、接着剤を用いて圧着成型することでパネル化したものです(右図ご参照)。
アルミハニカムパネルは、体積の約9割が空気であるため超軽量です。一方、力学の観点から理想的な「ハニカム構造」によって高強度を保てます。まさに理想の素材です。
アルミハニカムパネルは、「軽量かつ高強度」であるのはもちろんのこと、「平面度が約±0.05mm/m程度と優れている」、「一般的な金属素材と同様、切削加工や表面処理ができる」など、数多くの優れた性質を有しています。
そのため、航空・宇宙、自動車・車両、印刷機、液晶、半導体、太陽電池、医療機器、生産設備、建材、家具・インテリアなど様々な分野で採用されています。
アルミハニカムパネルは、およそ70年前にイギリスで航空機の軽量化を目的に開発されました。日本で実用化されたのは1980年です。モリシン工業はその4年後の1984年より本格的にアルミハニカムパネルの生産を開始しました。以来、専門メーカーとして40年の実績を誇ります。
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